日常の中の英語(4)中級編~ネットで文通する

大人の多読

SLOWLYというインターネット文通サイトで世界中の人と英語で文通する

英語の4技能のうち、「書く」ことが一番難しいように思います。

日本の英語教育では、エッセイライティングはほとんどやってきませんでした。

ライティングの力を付けるのも、多読と一緒でとにかくたくさん書くことが一番有効です。

そのために楽しんで書ける方法として、インターネットで言語交換サイトなどを利用する方法があります。

英語で日記を書いていた時期もありましたが、やはり、相手がいると書く内容も幅が広がり、相手の英語の表現からたくさん学びます。

私は、今までに Lang-8、Language Exchange、Hello Talk などいくつかの言語交換サイト、アプリを使ってきました。

思えば、どのサイト、アプリでも、その後も長くやり取りの続く友達が一人ずつできました。

でも、お金目的や、出会い系サイトの目的で使う人もとても多く、友情に発展するような人と知り合う確率が低く、使うのに疲れてしまっていました。

そこで、最近知って使い始めてとても良かったのが、SLOWLY という電子文通のサイトです。

<SLOWLYの良い点>

① 個人情報を出さずに電子手紙のやり取りができる。

② 文通相手を探すときの検索機能が使いやすく、気の合う友達を見つけやすい。

③ 相手に届くまで時間がかかるので、落ち着いてまとまった量の文章がやり取りできる。

① 個人情報を出さずに電子手紙のやり取りができる。

  • 個人情報は表示されないので、紙の手紙の文通のように文通相手に住所を明らかにすることなくやり取りができます。
  • 嫌な相手はブロックしたり、自分のアカウントを非表示にしたりできます。

② 文通相手を探すときの検索機能が使いやすく、気の合う友達を見つけやすい。

  • アカウントを作るときに、年齢、性別、出身の国、使用言語、簡単な自己紹介と興味のあることを入力するので、共通の趣味などの項目で文通相手を検索して探すことができます。
  • 手紙のやり取りを1,2回往復すれば、大体相手がどんな人か、更に文通を続けたいかを判断することができ、高確率で気の合う相手が見つかります。

③ 相手に届くまで時間がかかるので、落ち着いてまとまった量の文章がやり取りできる。

  • 自分と相手との距離に応じて手紙が届くのに時間がかかります。例えば、相手がフランスにいるなら1日、アフリカの国なら2日、アジアなら10時間、日本国内なら40分というように、まるで紙の手紙をポストに投函した時のように届くまで待たなければけません。
  • 一度送ってしまうと取り消しができないので、ちゃんと文章を見直して長い文章を書くようになり、相手に伝わるように書く力が付きます。

では、実際に SLOWLY の登録の仕方を説明していきます。

まず、SLOWLY というアプリをダウンロードします。パソコンの場合はサイトを検索します。

「始める」をタップして…

自分のアバターを作り、必要な情報を入力したら「次へ」を押します。

自分の興味のある項目を選択します。趣味の合う相手を探すキーになります。

母国語、使いたい言語をいくつでも選びます。

位置情報を提供します。

好きなアカウントでログインします。私はgmailアドレスを使っています。

登録ができました。

ここからは文通の相手を探します。また、アカウントを作ると、1日たたずに結構手紙が届きます。

ルールを理解して、次へ。

「自動マッチ」を選択すると、自動でランダムに3人を選んでくれます。

「自分で選ぶ」を選択すると、年齢や性別、出身国、使う言語、共通の趣味などの項目を選択して相手を探すことができます。

さあ、文通相手を探してみましょう!

SLOWLYで文通を続けるコツ

  • 文法の間違えなど、あまり神経質にならず、書きたいことをどんどん書いていくといいと思います。意味が通じれば、相手も細かい間違いは気にしません。
  • 長い手紙を書かなくても、短い手紙でもOKです。
  • 相手の質問に答えながら、こちらからも相手に質問すると、やり取りが広がります。

私の仲良くなった文通相手は、主に4人います。やり取りを重ねるうちに、実際に会いに行きたいと思う相手も見つかりました。

長い手紙を1か月くらいの間隔でやり取りする人もいるし、逆に、短い手紙と散歩中に取った写真などをやり取りする気軽な文通相手もいます。

手紙は一人ずつとのやり取りがファイルされます。

一番の仲良しとは10日間間隔くらいでやり取りしています。

長い手紙を書く人なので、私も長い手紙を返します。多読で知らないうちに溜まってきた英語がどんどん流れだす感覚を感じます。

多読と、多書、多聴、多話は、相乗効果でより英語の力を伸ばすことを身をもって知りました。

相手が手紙を送信してくると、「1日後に手紙が届きます」というような通知が来ます。

待つ時間も楽しいです。

中学生の生徒たちが、SLOWLYを始めたと報告してくれました。

一人は多読を5年以上やっているので、最近書く力がとてもついてきていて、1週間で10通以上のやり取りをしたそうです。ジブリ映画が好きな子と気が合って、とても楽しいようです。

もう一人は、自分のスマホを持っていないので、週末にお母さんのスマホを借りて書いているそうです。それでも友達が7人できたと嬉しそうです。その子も、最近の英語日記の文章が飛躍的に表現豊かになりました。

文通相手には切手を貼って出します。もちろん送料はかかりません。やり取りが増えると使える切手の種類も増えるので、そんなところもよくできたアプリです。

アカウントの登録は10分でできるので、ぜひ、英語で文通、始めて見てください!

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