英検準1級は、多読で合格しよう!

資格取得

昨日、高3の息子の英検1Day S-CBTの準1級の結果が出ました。

合格でした!

英検1Day S-CBTってなに?

英検1Day S-CBTというのは、今年の共通テスト外部試験導入のため新たに作られた、1日で4技能全ての試験が受けれる試験です。

3級〜準1級があります。結果は、従来型の英検と同じ扱いになります。

コンピュータ画面に向かって問題を解き、回答はマークシートに記入。

ライティングも鉛筆で書きます。

スピーキングは、録画された面接官に向かってヘッドホンで音声を聞きながら受け答えします。

コンピュータでの試験を受けるのは初めてだった息子は、目が痛くなり頭痛がひどくて辛かったと言って帰ってきました。

また、スピーキングは時間が来ると切られてしまうので、最初の物語説明のパートは、話し終える前に次のパートに移ってしまったそうです。

相手が録画なので話しづらかったと言っていました。

英検と学校の成績は関係ない!

息子は、英語の勉強は多読以外ほとんどやってきませんでした。

学校の成績は高校では10段階の5くらいです。でも、模試の英語は偏差値が70くらいです。

今日、先生に英検準1級合格を報告したら、理系で準1級に合格したのは彼の通う高校では5年振りだと、すごく驚かれたそうです。

学校の授業は、教科書や副読本をひたすら和訳しているようです。

クラスメートは、英語の予習に1時間以上時間をかけているようでした。

そんな時間は勿体無いので、いつも私と10分くらいで大体の意味を取って予習は終えています。

入試も長文読解の比重が大きくなりどんどん変わっているのに、どうしてそんな授業をしているんだろうと、本当に不思議でなりません。

本人は推薦入試は考えていなかったので、学校のテストは進級できるレベルが取れていればオッケーだというのが共通認識で、テスト勉強はほとんどやりません。

英検準1級を持っていると、大学入試でアドバンテージがあるようです。

英検対策

試験1ヶ月前くらいから、過去問を1日1題やって、なるべく問題に当たっていました。

準1級の長文の問題は面白いので、1日10分くらい楽しんでやっていました。

語彙問題は、1回分をやって、慣れるだけにとどめていました。語彙は半分取れれば大丈夫です。

学校で語彙テストがあるので、その対策はしていたようで、語彙力は結構ついていました。

あとは、多読でなんとなく語感がついていて、4つの選択肢のうち2択まで絞れると言っていました。

週1回の私の英語クラスで、ノンフィクション、物語、ニュースなど、様々な題材を読んだり聞いたりしてきました。

また、月に2回、私の英語クラスでは、友達のフィリピン人の英語講師と30分の会話をやっているので、英検準1級のテスト用の題材を使ってレッスンをやってもらいました。

1番力を入れたのは、ライティングです。

ライティングは、書けば必ず文章が上手くなり、試験でも高得点がもらえます。

1ヶ月前から週1回は英語クラスで必ず1題エッセイを書き、直前1週間は毎日1題書いていました。

添削はほとんどしませんでしたが、文の構成をしっかり守ることと、具体的な例を挙げて意見をサポートすることを心がけて書いていました。

今回のライティングのスコアは15/16で、他のパートの不足分を補ってくれました。

今回のS-CBTは、受験機会を増やそうと申し込んだので、従来型の試験の1次も10月に受けています。

そちらの方がやりやすかったようなので、1次に受かったら、2次は人間の試験官相手なのでもう少ししゃべれると思います。

机に向かって長時間勉強しなくても英検は受かる!

私の英検1級もそうでしたが、英検と多読はとても相性がいいと思います。

また、共通テストも文法の設問はほぼなくなり、たくさんの英文を読んで、大きく意味を捉え、問題を解いていきます。

これも多読をやっていれば、過去問などで問題に慣れていけばいいので、それ以外の勉強は必要ないと思います。

大学生の娘は、3年前に受験した時、センター試験が終わって帰ってくると、英語の問題文が面白かった!と言って、私にも読むよう勧めたほどです。

娘もセンターは95%の得点率でした。英語の勉強は多読と過去問以外はほとんどしてないです。

受験前にすること

英検1Day S-CBTを受けに行った時、待ち時間がすごく長かったそうです。

周りはみんな単語帳に首っ引きだったそう。

息子は、会場に向かう道では、大好きな映画の英語の歌をずっと聞いていて、会場に着いたら「チャーリーとチョコレート工場」の原書を読んで、英語回路をフルオープンにしたそうです。

そうしておくと、英語の文章にもスッと入っていけるとわかっているのです。

英語の試験前は、自分の好きな本を読むなど、英語脳に切り替えるのが1番です。

理系にこそ英語は必須

理系の生徒はどうしても英語を避けがちですが、多読で力がつくので、自分の好きな分野の記事など読むのもよし、Youtubeなどで英語の動画を検索して視聴するもよしで、机に向かって勉強するのではなく、興味の向くコンテンツで多読を進めてほしいです。

息子は大学院にも進みたいと考えていますが、大学院は英語ができれば有利に進学できるようです。

社会に出ても、理系こそ英語が必要になってきます。

受験を超えて、人生の選択肢を広げるためにも、自分に本当に力のつく勉強法を考えてほしいと思います。

自分の母親が英語の先生をやっていると、子供は宿題の多読はなかなかやらないものです。

他の生徒の方が、毎週本を読んできて真面目に取り組んでいます。

でも、そんな息子もなぜか英語はできるので、少しは読んでいるんだと思います。

あとは、週1とはいえ、英語クラスでは1時間半みっちりと多読をやったりエッセイを書いたりしているので、それだけでも効果があるのかもしれません。

クラスメートに、なんでそんなに英語ができるんだ、と聞かれても、上手く説明できないみたいです。

それが多読の欠点ですね。でも、効果を実感してもらえれば、生涯に渡って英語の力を伸ばしていける、楽しい学習法です。

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